人前に出ることになれるためには
2017.06.21

腕を組む女性人前で話すことを数多く経験すれば、だんだんに慣れてくるとは思いますが、そうした機会は、そうそうあるものでもありません。数少ないチャンスを生かして、人前に出ることが苦にならない程度には慣れたいものです。
大勢の人の前で、プレゼンやあいさつをするといった行動は、誰だって緊張します。毎日カメラの前に立つプロだって緊張するのですから、緊張しないという方が、不思議なくらいです。まして、人前で話す初心者です、緊張して当然。お互い様だという気持ちで、臨みます。
あがり症の人には、まじめな人が多く、プレゼンやあいさつも、往々にして完璧を目指しがちです。いったい世の中に完璧というものが存在するのでしょうか。「これで完璧」とされた事象は、さらに高い頂を目指して、新たな挑戦が始まるのが、世の常です。完璧は、終着点ではなく、新たな出発点です。第一、聴いている人達も、完璧なプレゼンやあいさつを望んでいるわけではありません。ところどころ抜けていて、ちょうど良いのです。それでも途中で緊張してきたら、姿勢を変えることです。
演台から少し離れてみる、軽く上を向いてみるなど、姿勢を変えることで、リラックスできます。ただし、この時、下を向いてはいけません。下を向くという動作は、ある種の弱さ表現しますので、プレゼン自体の弱点が暗示されたような印象を受けます。逆に、会場全体を眺め回すような姿勢は、自信の表出が感じられる動作です。何らかの動作をすることで、一息付けて落ち着きを取り戻すことができます。
あがり症の人は、緊張したらどうしようとか、恥をかいたらどうしよう、それでもよく見られたいと、自分をよく見せたい、よく見られたいという内向きの意識が、強すぎる傾向にあります。聴衆は、自分が思っているほどには、プレゼンの提案者に、期待や関心をもってはいません。むしろ関心があるのは、提案の中身です。プレゼンターを見に来たのではなく、プレゼンを見に来たのです。自意識過剰は、あがり症を誘発します。
原稿は、暗記しません。暗記をすると、その通りに言うことに意識が集中してしまい、文章が浮かんでこなかったらパニックを起こします。原稿を書くことは大事ですが、覚えてはいけません。繰り返し練習を重ねることは大事ですが、覚えてはいけません。話の流れに沿って、大事なポイントをメモしたカンペを持っておくと、台詞が飛んだときに、おおいに役立ちます。話の塊毎に、出だしのことばを書き抜いたメモも有効です。
練習は十分に積み重ねながらも、失敗したってどうってことないくらいに、開き直って人前に立つことが、人前に出ることになれる第一歩です。

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